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江戸小紋染色体験会

伝えたい事があるから英語が変わる。

英語アウトプット パーソナル・トレーナーの宮本菜穂子です。


先日、小林染芸さんの江戸小紋体験会に行ってきました。



まずは型紙選び。

柿渋 柿栖(かきすみ)と紗で補強した和紙に彫ってある無数の柄から自分の好みを1枚。

これだけでも3時間眺めていられそうです。


彫り方は、「錐(きり)彫り」「錐(つき)彫り」「道具彫り」「縞(しま)彫り」があるそうで、一度に6-8枚の型地紙を重ねて1箇所を固定し、1組を彫り上げるのに半月~1ヶ月以上かかるとされているらしいです。

(蒸しを待っている間に見せていただいた極鮫なんて、虫眼鏡ごしでも細かすぎて老眼鏡がないと見えない位の匠技。彫り師さんや型商さんも最近は後継者不足という危機的状況にあるそうで、これはもっと広めないと、と微力ながらに思いました。)


次に、白地の一越縮緬を作業台に貼り付けます。

作業台はモミの1枚板、約7メートル。

南からの日差しが真っすぐ入るように、昔から江戸小紋の染織工房は南を向いているそうです。板も南向き。


なるべくよれないように、端から貼り付けるのだけど、

作業台にもち米でできた糊が張り付けられていて、「魔法の水」をシュッシュとかけると、自然で優しい糊が現れます。


生地をまっすぐ貼り付けたら、いよいよ型紙の登場。

扇の中に古典的な江戸小紋の色々な柄が入った型紙を選びました。

(江戸小紋の柄の勉強用として…(笑))

防染糊は黒色で、餅米と米ぬか、塩(防腐剤)と活性炭が混ぜてあるそうです。

これをヒノキの駒べらで45度の角度でたっぷり2度塗り。均等にのせていきます。


ヘラの種類は小林染芸さんのブログに詳しく書いてありました。



生地の長さは二尺(76㎝×36.8㎝)。

一番気を遣うのが、2回目の「送り」で型紙を並べた時に絵柄がはみ出さないように

1回目の型紙を生地に対して真っすぐに置くこと!


一回目の防染糊をドライヤーで乾かしたら、

「ほし」という箇所を目印に、2回型紙をつなげて置いて防染糊を乗せていきます。

この「ほし」も、「送り」を乗せてしまえば、まったく目立たないような小さな小さな目印。


1回目に置いたのがまっすぐな気がしても、2回目に型紙を置くと、1回目のズレが顕著に現れる!

これを着物の一反分(送りが80回~90回!)まっすぐに置くのは至難の業に違いない…


次に、しごき染め。染料を混ぜたと糊を生地の上に、こちらも駒べらで置いていきます。

こちらは、厚塗りにならないように、若干滑らかに、でも薄くなりすぎないように。

微妙な均一感が求められます。

防染糊の乗っていないところに上から乗せる色がつきます。


染料を乗せたら、蒸している間にくっつかないように(糊なのでね(^_-)-☆)おがくず様を振りかけます。


型紙に防染糊を置いた時には、柄が逆。染料をのせたら、蒸して洗うまで柄が見えない。出来上がりもどうなっているのか途中で確認できない。江戸小紋は、最後の最後まで作品を確認することができない、一期一会な一発勝負なのだそうです。


小林染芸さんの体験会は春と秋。

蒸しの工程や、洗いの工程が辛くない時期に開催されているそうです。

心づかいや、優しさ、そして何より江戸小紋への愛があふれる体験会でした。

上級編になると、さらに長い生地や、難しい柄にもチャレンジできるそうなので、また行きたい!

半日工程なので、外国からのお客様もぜひ連れて行ってあげたい、夢の広がる体験会でした。

さて、出来上がった布で何を作ろうかなぁ~。

ちなみに江戸小紋、英語で説明するときにはどういうだろうか?と考えてみました。

Edo komon: originally used as patterns for samurai formal/warrior attire during the Muromachi Period and spread to the city merchants during the Genroku era (1688 - 1704)

Edo: Old name for Tokyo. The central government of Japan was in this area during the Edo Period (1603-1868)

Komon: small/fine print

Edo komon uses stencils (made from washi, kakishibu, and silk gauze) known as Ise katagami. This intricate technique represents the stylish & whimsical side of Japanese culture; from a distance, the fabric seems to be a solid color, but once up close, you can admire the extremely delicate patterns.


日本の伝統文化を英語で伝える。

きちんと伝えようとするとなかなか難しいですね。


そのお悩み、パーソナルトレナーとして、最初から最後まで一貫してお手伝いいたします。



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詳細は下記までお問合せください。 ホームページ:https://naonaocoms1205.wixsite.com/showbiz FBページ: https://www.facebook.com/EOPT-for-Showbiz-101626275129980 エンタメ英語アンテナに引っかかった色々な原石を紡いでいます。

インスタ・ピンタレスト・ツイッターの原石は、自分なりに和訳もしています。

ぜひ、前向きな英語集、私個人が「こんな言葉、知らなかった!いつか使ってやろう!」と狙っている言葉たちをちらりと覗きに来てください。





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