伝えたい事があるから英語が変わる。
英語アウトプット パーソナル・トレーナーの宮本菜穂子です。
第46代目アメリカ合衆国新大統領が就任しましたね。
コロナ禍ということもあり、ニュースでは色々な「異例の就任式」を取り上げています。
今回、私が注目したのは、「皆さん」という意味で使われた"folks"という言葉です。
通常皆さんは、「皆さん、おはようございます。」英語というと何を使いますか?
Good morning...everyone, everybody, all (y'all), ladies and gentlemen, boys and girls, guys, people, peeps...
とくにフォーマルな場では"ladies and gentlemen"がgotoのフレーズなのではないでしょうか。
実は、前政権在任中あたりから、新しいジェンダー・ニュートラルな"folks"を使おう、という流れが生まれてきているのです。
(外見のladyとgentlemanの2つだけに人を分類するべきではないというインクルーシブな動きから発生しています。)
バイデン新大統領のスピーチでも"folks"が使われていたのが、自分にとってはとても印象的でした。
"Folks"には「社会の一般の人々」というイメージが強いので、寄り添った印象も与えます。
私は通訳の現場で、カジュアルな場では、ついguysを乱用していました。
本来、guysは男性の集団なのですが、呼びかけとしては女性も含まれています。
しかし、ジェンダーフリー、インクルーシブな時代の流れに合わせて、
自分もこれからは、話す相手が複数であったら、積極的に"folks"を使っていこう、と改めて学んだ次第です。
また、gender pronoun (女性・男性を表す代名詞)にも進化が始まっているようです。
この話はまた次回。
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