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執筆者の写真Naoko Miyamoto

2021年アメリカ大統領就任演説に思う英語の進化

更新日:2021年4月15日

伝えたい事があるから英語が変わる。

英語アウトプット パーソナル・トレーナーの宮本菜穂子です。

第46代目アメリカ合衆国新大統領が就任しましたね。

コロナ禍ということもあり、ニュースでは色々な「異例の就任式」を取り上げています。


今回、私が注目したのは、「皆さん」という意味で使われた"folks"という言葉です。

通常皆さんは、「皆さん、おはようございます。」英語というと何を使いますか?

Good morning...everyone, everybody, all (y'all), ladies and gentlemen, boys and girls, guys, people, peeps...

とくにフォーマルな場では"ladies and gentlemen"がgotoのフレーズなのではないでしょうか。

実は、前政権在任中あたりから、新しいジェンダー・ニュートラルな"folks"を使おう、という流れが生まれてきているのです。

(外見のladyとgentlemanの2つだけに人を分類するべきではないというインクルーシブな動きから発生しています。)

バイデン新大統領のスピーチでも"folks"が使われていたのが、自分にとってはとても印象的でした。

"Folks"には「社会の一般の人々」というイメージが強いので、寄り添った印象も与えます。

私は通訳の現場で、カジュアルな場では、ついguysを乱用していました。

本来、guysは男性の集団なのですが、呼びかけとしては女性も含まれています。

しかし、ジェンダーフリー、インクルーシブな時代の流れに合わせて、

自分もこれからは、話す相手が複数であったら、積極的に"folks"を使っていこう、と改めて学んだ次第です。

また、gender pronoun (女性・男性を表す代名詞)にも進化が始まっているようです。

この話はまた次回。

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